動揺した時の対処方法を2つ紹介します。
ちょっとしたことで、動揺してしまう人がこの世の中にはいます。
私もその1人でした。
しかし、この、ちょっとした動揺を抑える方法を実践しているうちに、随分と落ち着けるようになりました。
というか、最近は小さな動揺をほとんど抑制できています。
その方法は、
五感を鈍らせることです。
具体的にいうと、
ひとつの事柄だけの情報に意識を向けて、他の情報を遮断する。
この記事では
「色」だけに目を向ける
「ダサさ」にだけ目を向ける
という2つの方法で、自分の動揺を消す方法を紹介します。
動揺した時の対処方法は思考の視点をずらすこと
ちょっとしたことで動揺してしまうのはなぜでしょう。
それは、脳が情動反応を起こすからということは、あなたもすでに知っていると思います。
ではなぜ、ちょっとしたことで情動反応が起きるのでしょう。
目からの情報から受ける情動反応がほとんど
普段の生活の中で、ちょっとしたことで動揺してしまうことのスタートは、
目から入ってくる情報です。
たとえば、
- 嫌いな人を見た瞬間
- 好きな人がふと目の前にいた
- 売り切れの看板を見た
その度に、情動が湧いてきます。
- 不愉快になったり
- やるせなくなったり
- 逃げ出したくなったり
人間の脳って凄いですね。
網膜に光が当たっただけなのに。
でもそうなんです。
基本的には色や形を光によって識別したに過ぎないんです。
そうは言っても、脳は瞬時に網膜に当たった光から、色 形、距離、動き、などなど、瞬時に解析し、過去の記憶と統合して判断してしまいます。
自分の意思とは関係なく。
この、
見た瞬間に、見たものが何かを識別し、感じる。という自然な作用を止められたら、動揺を減らせますよね。
そこで私のアイディア、
対象を見た瞬間に「色」だけを把握するところで止める。
ある対象物が目に映ったとき、「怖そう」だとか、「なんかやだな」とか感じたら、その情動は、すぐさま放り捨てて、
その対象物の「色」を口で言って終了にする。
たとえば服の色に目をやる。
「緑」「白い」などと心の中で言ってみる。
顔の表情など気にしてしまったらすぐに、その意識を捨てて「色」に意識を向ける。
脳が勝手に頭の中から拾い集めた記憶からくるネガティヴ思考を捨てる工夫です。
特に「表情」は、脳のミラーニューロンによって相手の情動を、こちらの脳に移しとってしまうの注意が必要です。
鼻くその出ている先生に怒られた時どうなりますか?
もし、真剣に自分を叱ってくれる先生がいて、本気であなたを叱咤している場面で、
先生の鼻の穴から、鼻くそが剥がれて、鼻の穴のフチでヒラヒラと今にも落ちそうでいて、なかなか落ちずに揺れていたら…。
叱られているのに、怖さがどこかへ行ってしまって、笑ってしまいそうになる。
そんな状態を、こちらで作る工夫をする。
そんな癖を作るわけです。
そのひとつが「色」を言うことで他に湧いてくる感情を消す。
よく、暗記モノの勉強をする時には、自分の情動を重ね合わせると、より記憶されやすいと言います。だから、その逆でいいわけです。
視覚野情報から、人は無意識に対象物を知ろうとしますから、敢えてそれをひとつの情報しか受け取らないように。という意識が、「色」を言う。という方法です。
ここでは、単純に「色」を使いましたが、他のものでもいいでしょう。
例えば、「靴」でも「靴下の色」でもいいでしょう。
ダサい部分を見ると動揺しなくなる
動揺してしまうのは、相手に対する一種の恐怖感です。
相手への恐怖感を薄めるために、沢山の視覚情報から「色」というひとつの情報しか受け取らない。という方法を紹介しましたが、
情報を限定して動揺を抑える方法として、相手のダサい部分にフォーカスすることで、こちらの動揺をなくす。
という方法もあります。
前期した、鼻くそが鼻息で揺れていた先生ではないですが、
どんなにかっこいい人でも、綺麗な人でも、ダサい部分が見え隠れしているものです。
自分に対して辛く当たってくるような人でも、
ダサいな、かっこ悪いな、本人も気にしてるんじゃないか?
なんて思えるダサい部分があるものです。
こんなこと不謹慎かもしれませんが、
苦手な人、面と向かうとこちらが動揺してしまうような相手に対しては、相手のダサい部分をチェックするという方法です。
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