赤面している時は、緊張によって動揺してしまい、冷静さを失っている状態です。
赤面をなんとかしようと焦れば焦るほど顔も体も熱くなり汗びっしょりになってしまいますが、すぐにこの状態から冷静な自分に戻る方法はないものでしょうか?
赤面症の人でなくても、緊張すると汗をかきます。
顔が熱い人の汗も、顔面蒼白の冷や汗も同じ?
照れて出る汗と冷や汗は何が違うのでしょう?
- 赤面症でゆでダコになってかく汗
- 腹痛で青ざめながらかく汗
- 妊婦さんがお産の時に額に掻いている汗
それらに違いはあるのでしょうか?
緊張すると、汗が出る仕組みは?
一般的には、緊張によって、自律神経の「交感神経」が優位に働く事によって発汗が起こると言われています。
発汗を司っているのは自律神経系の「交感神経」のみです。
鎮静の方面に働く「副交感神経」は発汗に関しては関与していないのです。
そして自律神経(交感神経と副交感神経)は自分の意思でコントロールできません。
発汗を司っている神経が、交感神経ひとつだけなのだから、赤面症の汗も冷や汗も同種のものという事になります。
赤面症の汗と、冷や汗が違うものと感じられるのは、やはり、赤面した時に顔が「熱くなる」からでしょう。
腹痛の時などに出る冷や汗の時は「顔面蒼白」だったりします。
しかしどちらも同じように皮膚の血管の拡張 によって汗が出るというなら、赤面症と汗の関係は直接的な関係ではないともいえます。
おそらく、赤面症の人の掻く汗は、緊張による、いわゆる『冷や汗』と赤くなることによって身体が熱くなったのを抑える『体温調節のための発汗』のダブルパンチを食らっているのでしょう。
しかし、ここから分かることは、誰でも暑けりゃ汗をかく。という事です。
赤面したら汗をかけ!
て事はですよ。
赤面したと感じたら、いち早く汗を噴出させればいいのじゃないか?
かなり暴論を私は称えているようですが、つまりそういう事ですよ!
汗をいち早くかいて顔の表面温度を元に戻すのです!
顔が赤くなって汗びっしょりになっている自分に嫌になるのではなく、逆に、赤面したら、「汗よ出ろ〜、汗よ出ろ〜、」と本気で念じるのです。
そんなことで汗を出す事は多分無理です。
しかしこの方法には別の効果があります。
赤面から意識が離れるのです。
くだらないお呪いのような行為ですが、効き目を感じたなら、得した気分になります。
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