人前に出て仕事をする芸能人の中にも赤面症の人や、あがり症の人はいます。
なぜ彼らは、赤面症、あがり症でありながらも、芸能人という職業を選んだのか、いつ、どんな方法で克服して生まれ変わったのか、知りたいところです。
赤面症の芸能人
私が知っている芸能人の方々(知り合いではありません。)で、赤面症、あるいは昔、赤面症だったという話が知られているのは、
- 村野武範さん
- 竹中直人さん
- カントリー・ガールズの森戸知沙希さん
- 泉谷しげるさん
- レッド吉田さん
- 稀勢の里関(荒磯親方)
といったところです。
この方々の赤面症にまつわるエピソードをご紹介します。
村野武範さん
俳優の村野武範さんは俳優になる前は、赤面症で、「バス停で女子学生達がバスを待っている道の向かい側を歩いて通るだけで赤面していた」というお話を『クイズぴったしカンカン』にゲスト出演されていた時にしていた記憶があります。
調べてみると、村野武範さんは、赤面症を治したくて劇団に入り俳優になられたそうです。自分から行動を起こしたワケですね。
まさに「レッツ、ビギン!」(村野さんの代表作、『飛び出せ!青春』より)したワケです!
竹中直人さん
俳優の竹中直人さんは、あがり症で、電車で誰かが自分のほうを見ている気がすると、緊張(自意識過剰で?)そちら側を向けなくなってしまうと言っていたのを覚えています。
その話はネタなのかもしれませんが、あがり症というのは本当のようです。
あがり症でも大河ドラマの主演をできるのです。
カントリー・ガールズの森戸知沙希さん
ハロー!プロジェクトに所属するアイドルグループ『カントリー・ガールズ』のメンバーの森戸知沙希さんは、「赤面症アイドル」として人気を集めています。
番組などで、コメントをするたびに耳が真っ赤になります。
赤面症が彼女のトレードマークになり、カントリー・ガールズの持ち歌の間奏のセリフにまで、「ちぃ〜ちゃん、耳まっか!」というのが使われるほど、ファンにも浸透しています。
そして、驚くことに彼女、森戸知沙希さんは、カントリー・ガールズのメンバーになって、芸能界にデビューするまで、自分が赤面症だということに気づかなかったそうです。
彼女は、赤面症が人に注目されることが苦手という常識を覆して、ステージでパフォーマンスを魅せ、自分でも楽しみ、見知らぬ男性ファンと握手会もしてしまうという、赤面症の人の成功例のロールモデルになってもいいんじゃないかと思える活躍をされています。
泉谷しげるさん
フォークシンガー(初期)の泉谷しげるさんもデビュー当時以前は赤面症だったそうです。
ステージに立って歌っていたデビュー当時も、神経質で臆病な性格でした。
それではダメだと思い、荒くれた性格をずっと演じていたのだそうです。
でも、赤面症の人(私も含め)から見たら、なんか泉谷さんって、「そんな感じ」がピピっと分かる気がします。
もしかして、我々と同じなんじゃないかな?っていうのが…。
レッド吉田さん
お笑いコンビ「TIM」のレッド吉田さんも重度の赤面症だったそうです。
赤面症でお笑いをやろうとしたなんて、レッド吉田さんは赤面症の人間では成功例と言えるのではないでしょうか。
レッド吉田さんが、顔が赤くなるのを気にしたのか、気にしなかったのかはわかりませんが、どちらにしても、励みになります。
それにしても、赤面症だから「レッド」って…。
ポジティブに考えるって大事ですね。
稀勢の里関(荒磯親方)
大相撲の横綱、稀勢の里関(現在の荒磯親方)は、あんなに大勢の観客のまえで相撲をとっている勇ましいスポーツマンですが、女性に声をかけられると顔が赤くなってしまうのだそうですよ。
それが、スーじょ(相撲大好き女子)にはたまらないようです。
何かに打ち込んでいる人間って魅力があるのです。
顔が赤くなることさえ魅力の一部になってしまうのです。
あなたも、赤面症で悩んでいる暇があったら、自分が輝ける時間を実直に取り組んでいれば、それを遠くから見ている人が必ずいます。
その人は、顔を赤くしているあなたを、悪い感情では見ないでしょう。
稀勢の里関のいつも真剣な表情を見てそう思わされました。
あがっても、あがらなくても、結果に差はない
竹中直人さんや森戸知沙希さんの例を見てみれば、『あがる』という事と、『人前で表現したい』という事は、決して繋がってはいません。
そう考えてみると、何かをやろうとする時に、あがってもいいんだ。あがって行動しても、あがらずに行動しても、結果は大して変わらないということかもしれません。
あがっても、あがらなくても、結果はそう変わらない。
むしろ緊張感のない奴は失敗する。
あがり症のあなたは、そのままでいいのです。
明石家さんまさんの名言
先日、明石家さんまさんのラジオ番組『ヤングタウン』で、さんま師匠が言っておられました。
「緊張しない人間は成功しない」と。
これは、芸能人も一般人も、どんな場面でも一緒だと思います。
緊張している自分を受け入れるなら成功が待っている
「緊張しない人間は成功しない」。
緊張しいの人間にとって、なんと救いのある名言なのでしょう。
そうです。
私たちはある意味、何か行動を起こす時は、緊張感を持たなければならないのです。
緊張感もなく、だら〜っと物事をこなしている人間に、良いものなんて出来っこないのです。
あがって構わないのです。赤面しても構わないのです。
あがることや、赤面することは、走り出す前のウォーミングアップのようなものなのです。
だからあなたは、顔が赤くなったら、「さあ、体の血の巡りが良くなってきた。
大仕事する準備が出来てきたぞ」と思ってください。
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