笑っている人、怒っている人、口角を下げてブスッとしている人、そんな人の表情を見て気になる。
いちいち、自分の心が揺れ動いてしまう。
「オレ、何やってんだろう。自分の人生なのに…。何でこんなにも、他人の表情が気になって心が乱れてしまうんだろう?」
と、悩んでいるあなたへ、私が日頃やっている方法を提案します。
この記事が役に立つ人
- 他人の表情を見て気になり、自分を見失ってしまう人。
- 水知らずの人の不機嫌な表情に、胸がシクシクしてしまう人。
- 慣れない相手にどんな顔をしていいか分からない人。
このような人の心を、ちょっと軽くできる方法です。
人の表情が気になる時、自分の心を落ち着ける方法はある
人の表情が気になって、自分がどこかに行ってしまうってことはよくあることです。
それを自覚していない人であっても、大概の人が、同じ空間にいる他人の表情に影響を受けています。
小さな部屋に5、6人でいなきゃならない時、1人だけ鬼のような表情の人がいたりすると、気になって空気が悪くなります。
毎日、横を通り過ぎるだけの人でも、その人が毎日、魂の抜けたような陰鬱な表情をしていると、こっちまでどんよりしてしまいます。
誰だってなるんです。
でも、影響の受け方にも個人差はありますよね。
ていうか、人によってかなり違いがあります。
あなたが、人の表情に敏感な人間なら、ビクビクしないための方法は、いくつかあります。
- 生物学的見地に立って考える
- 損得で考える
- シャットアウトして近づかない
- 逆にコミュニケーションをとってみる
- ネタとして面白がる
- 気の毒に思う
これらを、時と場合によって使い分けることにより、自分自身の精神状態を健全に保つのに役立ちます。
人の表情に対して動揺したら、生物学的見地から考えてみる
怒りの表情の人、口角だだ下がりの不機嫌そうな人などなど、
周りに、その表情が及ぼす影響など考えたこともない、邪悪な表情。
そんな時、思うことは
「関係ないオレにまで不機嫌を伝染さすなよ!まったく…。」
こんな状況の時は、生物学的見地に立って考えてみます。
相手を生物学的見地から見てみる
Aさんは今、ある出来事によって怒りの感情が湧いている。
と、こんな具合に、一段高みから相手を見る境地になれれば、相手の表情にビクつくこともなくなります。
自分のことも生物学的に観察してみる
相手を生物学に分析することで、変なやつの表情から自分の精神状態を守る。
それと同時に、自分の心身の反応を生物学的見地から分析してみることも、同じように、客観的になり冷静になれる方法のひとつです。
たとえば、
仏頂面した謎の男が近づいてきた時、
でも、大丈夫だ。
現代の世の中、怒った人が向かってきても100%こちらが死ぬような事故は起こらないのだ。
因縁つけられたって死ぬこたぁないんだ。
脳が、目から入ってくる情報を勝手に演算処理しているのだけなんんだ。
とでも自分に言う。
自分を責めないことです。
仏教で言う「内観」をしてみる
他人の表情に無意識に反応するのは、自分の脳が無意識に、共感反応をすることから起こるようです。
一瞬、自分が相手の気持ちになる。
そして、葛藤が生まれ、不快になる。
自分を科学的見地から観察することは、仏教でいうところの、
「内観」に通づるものです。
瞑想する時に、自分の内側を感じる。
- 今、自分の足の感じは?
- 指先の感じは?
- 心臓の鼓動は?
- 呼吸は?
- 臭いは
- 皮膚の感覚は?
呼吸を整えながら、内観していると、動揺が収まっていくと思います。
こんな奴のために思考するのは損だという考え
人の表情に自分の感情を持っていかれる人は、
その相手に思考時間を奪われてしまっているということになりますよね。
顔を見た瞬間に、催眠にあっているというか、変性意識にさせられているというか。
あなたが金儲けが好きと仮定して考えてみたら…
あなたは、お金儲けについて考えたことがありますか?
私ごとですが、最近私はYouTubeで、インフルエンサーとして有名なイケハヤさん、マナブさんなどの動画を多く見るようになりました。
ようするに、お金儲けに興味が湧いているというわけです。
彼らの動画を見て、お金儲けについて考えていると、いい意味でワクワクするのです。
そんなこと考えていると、不機嫌あらわな表情の人間や、目が死んだ魚のような人間に、いちいち反応している自分がもったいなく感じてくるのです。
「いちいち、大事な自分の思考を、あんたのために使ってられません。」
となるわけです。
実際に、脳は多くのブドウ糖を消費します。
損得で考えたら、人の表情に無駄に反応して、お付き合いするのは、めちゃくちゃ損です。
その分を、自分が得することを思考する時間に当てがったほうがどれだけ有益なことか。
シャットアウトして近づかない
出来ることなら、表情が普通じゃない人には近づかないのがいちばんです。
良い言い方をすれば、
そっとしておこう。
です。
表情に異変のある人は、ある種、なんらかのネガティヴ オーラを発しています。
あなたがそれを感じたら、完全にシャットアウトして、
あなたは、自分の仕事を静かに淡々とこなしていけばいいのです。
逆に、もっと相手に近づいてコミュニケーションをとって無気味な空気を解消する
仏頂面な奴だなぁと思っていたら、実はそれがその人のデフォルトの表情ってことはあります。
芸術家(アーティスト)って、気難しくて取っ付きにくい人が多い印象があります。
うわぁ、なんか友達になれなさそう…。
という印象の人が実は、とっても面白い人だったってことは大いにあります。
そのためには、嫌な表情の人の、その表情を崩しにいく!
という方法もあります。
あなたに
- ギャグセンス
- コミュニケーション能力
があれば、
この行為は「吉」と出ることでしょう。
人の表情に影響されずに「ネタ」として面白がる
人の表情に影響を受けるのは、動物の本能なので仕方がありません。
エレーヌ・フォックス教授の著書
『脳科学は人格を変えられるか』
の中で書かれていた事は、
恐怖を感じさせる写真は、そうでないい写真よりも、素早く人間の注意を引くのだ。
ということです。
もう、動物が生きていくために身につけた本能として反応してしまうのです。
しかし、人間が人間たらしめるところは、他の動物と違って、脳の中の解釈だけで、違った世界観を作り出せるところです。
そこで私のアイディアですが、
怖い表情、無気味な表情の人は、話のネタ、ブログでもやっているなら、ネタになるので、ある変な日の記憶としてとっておきましょう。
感情をコントロールできない人に対して気の毒に思うという技
自分の不機嫌がダイレクトに表情に出てしまっている人。
そんな人は、言い方によっては
動物脳が優位になっている状態です。
人間は前頭前野の働きによって、情動をコントロールする術を知っているはずなのですが、その働きが弱まっていると、不満や怒りが顔に出ます。
元仏道家の小池龍之介さんの説法をYouTubeで聴いて感心したのですが、そんな状態、情動コントロールができない人を
煩悩に操られている人
と表現していました。
そう考えれば、
ああ、この人は操られている可哀想な人なんだ。となります。
学歴が高い、頭のいいはずの人でも、情動丸出しで、「煩悩」に支配された振る舞いの人も見かけます。
そんな振る舞いの人に、心を乱されないように、そして、自分も煩悩に操られないように、生きたいものですね。
以上、人の表情が気になるあなたへ、
この記事で、あなたの悩みを和らげる助けになったなら幸いです。