よく知らない相手を意識してしまう時、どうする?

お互いに知っている人なのに、なんの接点もない人。

大きな組織の中で仕事をしていると、毎日どこかで視界に入ってくる人。

それなのに何の関係もない人。

自分がそう思っているのだから相手もそう感じているのかもしれない。

そんな人が、先のほうからこちらに歩いてくる。

不思議に緊張しませんか?

 

私の事を知っているだろうか?

挨拶するほどの関係か?

…。

 

まさに、「意識しすぎ」ってやつです。

似たようなシュチュエーションになって、あたふたしてしまうことってあります。

あなたはどうですか?

あなたは、そんな「自意識過剰」を、どんな方法でコントロールしていますか?

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なぜ意識してしまうのか

「なにオレ、意識してんだろ」

と思う時はこんな時。

人がこちらを見ているのではないか?

とか、

中途半端に知っている人が、こちらに向かって歩いてくる。

そういう時って何故か、リラックスした自分じゃなくなっている。

知らない猫同士が、空き地で固まってしまうみたいに…。

相手が神経質そうな人だとなおさら。

そんな経験誰でもありますよね。

リアルな情報は少しだけ。残りは妄想なのだ

最初は目(視覚)からの情報だけなのですよね。

精神状態が変化するきっかけは。

 

聞きかじった浅い知識で分析してみると…

例えば、

  • 目から視覚情報が入ってくる。(あの人がこっちに来る!?)
  • 脳の扁桃体が反射的に好き嫌いを決める。
  • 脳の扁桃体が反射的に情動(好き嫌い)を決定した後に、改めてその理由を、脳のいろんな部分にバラバラに蓄積された記憶から探し出す。

 

視覚情報は単なる光が網膜に当たっただけなのですが、

人(脳)は、その視覚情報から、距離や色や形などを計算し、対象物が何であるかを判断します。

それでも全ては把握できません。

把握できない部分は、
自分の過去の記憶で補われます。

視覚情報で埋めきれない情報を、過去の体験や受けた教育などで得た記憶を引っ張り出してきて、足りない部分にはめ込む。

そのようにして、作り出された感覚。

すなわち、

目の前の少しのリアルと、過去の記憶の断片をパズルのように組み合わせて完成させたものをたよりに、

あなたは物事に対してリアクションしている。

けっこう、いい加減なものです。

他人の印象も、過去の記憶からくるものが大きいということです。

苫米地英人さんの動画で聞いたのですが、

脳の扁桃体が、海馬を通して、情報の足りない部分を、過去の似たような経験の記憶を増幅して埋め合わせる。

私の理解が間違っていなければそんな理屈なのだそうです。

 

今、遠くから向かってくる人に対して、自分がどう振舞おうとするかは、

そんな、現実と過去のミックスされた情報を頼りに決まっているのですね。

 

あ、あの人がこちらに向かって歩いてくる!

ただそれだけで変な動き(意識する)をしてしまうのは、この、つぎはぎだらけの、脳が紡ぎ出した中途半端な答えが原因なのかなと思います。

もうそこには、目の前にいる現実とは違う誰かさんがいるというわけですね。
妄想です。

相手を意識してぎこちない気分になった時に、心を落ち着けるには、

以上のことから、

こう考える。

この人から感じる印象は、
この人自身が発している情報は、ほんの少しで、
大半は、私自身が過去に会った人たちの記憶の集まりなんだ。
遠いご先祖様が経験した記憶も混じっている。(遺伝子の中)

なんか、自分で何言ってんだか分からなくなってきましたが。(爆)

要は、

目の前の人物の実像と、あなたが反応してしまっているその人とは、隔たりがある。

だから、意識してしまい、変な行動をしてしまうのは、脳の中の「フィクション」に操られているのだ。

という結論です。

 

相手方も同じく、

こちらに向かって歩いてくる人が、あなたを見て感じているのも、

同じように、あなたの映像と、その人の過去の記憶のミックスブレンドです。

変に意識してしまう時は、

目の前にいるあの人は、今まで出会った似た人の記憶の集合体なんだ。

と、解説して、自分を落ち着かせます。

あなたに似ていた誰かが、あなたの印象を決めている

あなたに対して、

思わず、こちらが

え????

といったリアクションする人、いませんか?

最初から、
警戒される。
拒絶される。

それも、あなたそのものではなく、その人の記憶の集合体が、あなたに投影されているだけなのだと思います。

私を嫌っているその人は、過去の記憶に操られているんだ。

と思って、もうほっとくしかありません。

まあ、その人の記憶にある印象と、あなたが正に似ている可能性はあるでしょう。

 

私は、仕事場ですれ違う、清掃スタッフのお姉さんに、ひどく警戒されていました。

でも、そのお姉さんが私に写し込んでいたのは、記憶の中に潜んでいる誰かさんで、私じゃないんだ。

その女性は人見知りでアニメオタクだったらしいのですが、

私に、過去のネガティブな記憶を呼び起こされたのでしょうね。

私に似た、嫌いなキャラクターでもいたのかなぁ(笑)

怖い顔の形状も記憶の集合体がへの反応

怖い顔を描いてみろと言われたら、誰もが、逆八の字の眉毛と目を描きますよね。

それも、怖い顔に対する記憶がそうさせると私は考えます。

DNAレベルの記憶かも知れません。

赤ん坊だって、怖い顔に反応しますから。

総括。相手がどうとかじゃない

まとめますと、

  • よく分からない相手の印象は、自分の過去の記憶から拾い集められる。
  • だから、相手の本質ではないかも知れない。
  • 引っ張り出された過去の記憶は、目の前の人物に当てハマっていないかも知れない。
  • お互いに、その程度の情報で相手を感じ取っているわけで、かなりいい加減なものである。
  • だから、ビクビクしてもしょうがない。
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