赤面症の人は、何か行動を起こす前に、一瞬、身構えてしまいます。
その時に、自分の顔が赤くなることを考えてしまいます。
未来予測が恐怖と緊張となって、あなたの想像したとうりの結果となってしまうのです。
経験で言わせていただくと、そんな不安なことを考える前に行動してしまうと、案外するっとその場を何事もなかったようにこなせてしまったりするものですよ。
真面目に考え過ぎないで、直前まで他のことを考えながら、直前に本題にさらっと入れば緊張しないものです。
それくらいの不真面目さは、あなたには許されると思いますよ。
考える前に行動しよう!
赤面症の人は、圧倒的に真面目な人が多いです。
赤面症の人は大概、物事に真剣に向き合うタイプの人です。だからこそ顔が赤くなることくらいで悩んでしまうのです。
「顔が赤くなることくらいのことで」
と、敢えて書かせていただきます。
「くらいのことで」なんて書き方をすると、真剣に赤面症で悩んでいるあなたを、不愉快にさせてしまったかもしれません。
しかし、本当に、「赤面」なんてものは、まさに「くらいのことで」という表現の範疇にあるものにしか過ぎないのです。
大勢の前で真っ赤になったら恥ずかしい!
好きな人の前で真っ赤になって恥ずかしい!
どうしよう、どうしよう、うあ〜!
恐怖だ!
と無意識にあなたは一瞬考えています。
わたしも同じでした。
毎日のように、赤面してしまう人、赤面してしまう場面があったのですが、そこへ向かう途中で、既に心拍数が上がっているのが自覚できました。
エレベーターでその場所に向かう途中で心臓の鼓動が速まってしまうのです。
それは、頭の中に赤面してしまう自分、上手くその場を乗り切れない自分のシーンを予測してしまっていたからなのです。
なんの対策もするな!
わたしの体験で恐縮ですが、上に書いたような場面、赤面するシーンを予測してドキドキしてしまう癖。
それが起こらない場面もあります。
それは、どういう時かというと、緊急事態が発生して、すぐさま報告が必要な場面や、とてもとても重要な事件が発生し、
「自分」というものが、どこかへ吹っ飛んでいるような状況の時です。
「この事を、いち早く報告しなければ」とか「この重要な案件を今伝えなければ…」なんていう状況の時は、赤面せずに行動できています。
そんな時は、おそらく「自意識」というものが消えている。自分が自分のためでなく行動している状態なのだと思います。
そうです。
私も今、これを書きながら気がついたような気がします。
赤面症のカギは、「自意識」なのではないかと。
自意識が強すぎる、自分を大事に思い過ぎるんですね。
自分を上手くいかせようと、ほんと、自分のことばかり考える。
顔が赤くならなかった時って、この逆なんですね。
自分が恥ずかしいからとか、どう見られているだろうかとか、それらを考えずに行動した時って赤面したり、行動がぎこちなくなったりしません。
自意識を抑制できるように生活習慣を変える
自分のことを考えるのは悪いことではありません。
それは、自分を高めることにもなりますし、空気を読んで常識的に振る舞うためにも必要です。
でもそれも時と場合によります。
自意識が、すっ飛んだ時に赤面について忘れられるというなら、その状態を作れば良いのです。
自分のことだけを考えないようにするにはどのようにしたらいいのでしょう。
- 常に、相手のために行動する。
- 自分は自分のためでなく誰かのために存在していると思って行動する。
- 赤面しそうな場面は心の中でストーリー展開を予測しない。
- 対人関係については、すべてぶっつけ本番で対応し、結果は気にしない。
凡人の私にはあまり思いつきませんが、あなたならいくつかアイディアがあるのでは?
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