過去に自分に起こった幸福な出来事の高揚感。
それを思い出し、臨場感を持って感じ直すことは、現在に起こる出来事と変わらぬほどの幸福効果があります。
過去の幸せな思い出を経験したのは、その延長線上にいる、まぎれもないあなた自身なのです。
自分に起こった良い事を思い出してみよう
現在の状況が今ひとつ冴えないなぁと感じているあなた。
自分に起こった良い事を思い出してみましょう。
幸福感を得られた出来事は何度繰り返して噛み締めてもタダなのですから。
自分に起こった良い出来事をノートにでも書き出してみましょう。
幸福を感じた出来事をノートに書き出して、その出来事ひとつひとつを思いっきり噛み締めてみましょう。
- 学生時代、部活動の大会で勝ち進んでいった時の心の高揚感。
- 初めてバレンタインデーにチョコレートを貰った日の嬉しさ。
- 漢字の豆テストで満点を続けた時。
- カブトムシを初めて捕まえた時。
など、どんな小さな事でもOKです。
楽しかったこと、嬉しかったことで頭の中をいっぱいにしてみましょう。
ずっと前の出来事ではありますが、脳裏に焼き付いた喜びや嬉しさや達成感で、今一度、脳の中を幸せホルモンで潤してみたら何かが見えてくるかもしれません。
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良い出来事を書きためて読み返し、未来のために使おう
今、幸福感を感じられないのは、自分の育った境遇のせいではない
あなたは、どれぐらいの、楽しかった体験、高揚感、達成感を思い出す事が出来ましたか?幸福感の海の中にもう一度身を委ねる事が出来ましたか?
そのひとつひとつの体験は何も、現在のあなたと関係のない空想の出来事ではないのです。
現実にあなたの生活していた環境の中で起きた幸福な出来事なのです。
その達成感によってもたらされた、ひとつひとつの幸福感が印されている長い道の延長線上を、今もあなたはまだ歩いているのです。
幸福感は環境の優劣に左右されずに味わえるもの
そんな、幸福な思い出を体験した当時、あなたは順風満帆の境遇の中で生活していましたか?
意外と、そうでもなかったと思いませんか?
私は、幸福感や、達成感を感じるのに、自分の置かれた境遇や環境は、さほど関係ないと思うのです。
もちろん、経済的な格差による差は生じてしまいますが。
例えば、裕福な人も、経済的に恵まれない人も、好きなジュースが同じだとしたら、飲んだ時に感じる幸福感は変わらないと思うのです。
むしろ、貧乏な人のほうがそのジュースを飲んだ時の喜びは大きいでしょう。
そう考えた時、幸福感や達成感を感じるのに、自分の置かれた境遇や環境や過去の生い立ちなどは、気にする必要はないという事です。
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「大好き」と思う気持ちで幸福になろう
物質的な成功者の心が病んでしまうことも少なくないのだから
地位も名誉もお金も手に入れた人が、幸福感に満たされているかといえば、決してそんな事はないというのは、巷で流れている悲しいニュースを聞けば承知の通りですよね。
だから、あなたの目の前に立っている、自分より成功していると思える人間に対して、劣等感を抱いたり、妬みの気持ちを持ったりするのはナンセンスだとも言えます。
釣りバカ日誌のハマちゃんが、周りの社員達よりも幸福感に満ち溢れている。
フィクションの世界ではありますが、そんな感覚を持ちたいものです。
でなきゃ、やってられないでしょう。周りに自分より良く出来て凄い人なんかたくさんいるのですから。
実は、赤面するような場面は幸せな時間だったりする
あなたが、会うと、どうあがいても赤面してしまう相手がいるかもしれません。
赤面しているところを見られたくないといつも悩んでいるかもしれません。
あなたは、その人がいなくなったら幸せな気分になりますか?もう赤面しなくて済むと胸をなで下ろす人もいるかもしれません。
しかし、みんながそうではないと私は思います。
あんなに赤面して辛かったのに、その人がいなくなってしまったら、あなたは言い知れぬ寂しさに襲われるのではないかと思います。
赤面してしまうその時間も、実は幸福な高揚感に繋がっていたりするのです。
私も、毎朝、別の部署を訪ねる時に、そこにいる女性にいつも赤面していました。(たぶん鼻の下が伸びていました)
ある時からその部署が、全員むさい男だけになりました。
それからの、毎朝の空虚感…。
あんなに、赤面症が辛くてたまらなかったのに。
辛いと思っていた境遇の中にも、幸福感は存在するのです。