低い評価を自分に浴びせて、なんだかいつまでも心がどんよりとしたままで、切り替えも出来ずに長い年月を過ごしてしまうのは、実に勿体無い事です。
その低い自己評価はどうやって出来上がったのでしょう。
思い込みの原因を一度、疑ってみる必要がありますよ。
自分に対する否定的な思い込みが原因で悪循環へ
あなたは、自分自信をいつもネガティブに評価していませんか?
日本には、「控え目」、「奥ゆかしさ」など、一歩引いて人や物事に対する事が肯定的に捉えられるという文化があります。
しかし、これは、相手をいったん立てるという文化であって、自分が劣っているから、相手より下がった位置にいます。という事ではありません。
自分に自信がなく、自己否定型の心を持つ人は、この「控え目」や「奥ゆかしさ」の中に自分を紛れさせて、ごまかそうとしています。
あなたが信じてしまった、どこかの誰かの間違いだらけの評価
西洋人には「肩こり」の概念がない
西洋人には、肩コリという概念がないのだそうです。だから、肩コリについて考える事もない。
日本で生活して、初めて「肩コリ」という言葉を覚え、肩の筋肉の血行が悪くなり調子の良くない時、あ、これが「肩コリ」なんだ。と気づく。というか決めつける。
自分へのネガティブな評価も、同じ側面を持っています。
あなたの、低い自己評価の元のきっかけは、実は小学低学年の頃の無神経なクラスメイトの一言だったりします。
あなたの、どんよりとした現在の自分に対する否定的な側面は、7、8歳の、道徳のも価値観も分からない、その後どんな人生を歩んだのかも知らない子供の発言によって、形成されていった思い込みなのだとしたら、なんだか、バカバカしくなりませんか?
思い込みを全て覆してしまおう
上のような経験が積み重なっていく、誰が下したか分からないようなあなたへの評価を真に受けて、ちょっと気落ちしたあなたが、またどこかで、未完成な心の持ち主の発言をにさらされ、どんどん自分の評価を下げていく。
それらの、あなたへの評価は、相当いい加減なものです。子供の悪口に過ぎません。
そうなんです。あなたが自分自身に下している低い評価はかなりいい加減で、勝手な思い込みに過ぎません。
大人になってからのあなたは、そのいい加減な自己評価に、知らず識らずに自分を合わせてしまっています。
「自分てこういう性格だから、こうしよう」
そんな思い込みを1度疑ってみる必要が、あなたにもありそうですよ。
あなたが自分を過小評価するようになったきっかけの出来事にもどり、下らない発言をした人間が、取るに足らないガキンチョだったという事を再確認して下さい。
あなたは赤面症ではないかもしれない
馬鹿言うな、顔が赤くなってしまうんだから、自分は赤面症なんだよ!と言うかもしれません。
マンガの赤面シーン
マンガやアニメでは、よく、顔が赤くなるシーンが出てきますよね。そのキャラクターは、赤面症だという設定のキャラでしょうか?
違いますよね。
この顔が赤くなる感覚は、誰もが持っている共通認識だからこそ、よく使われるのです。
物事の対処に困った人も
予期せぬ事態に遭遇した女性社員が、顔を真っ赤にして混乱しながらもその場を乗り切っていた所に、先日遭遇しました。
その女性社員は、普段の姿はとても赤面症のキャラではありません。
そうですよ。だれでも、タイミングによっては顔が赤くなるのです。
あなたと同じように。
もしかしたら、あなたは赤面症ではないのかもしれませんよ。
赤面症も、積み重なった、間違った思い込みが作り出した幻影なのだと思います。