赤面症で悩む思春期の君へ

中学、高校(共学)の時、体育の時間、私はよく顔を赤くしていました。

思春期になった途端に赤面症です。

私の若い頃と同じように悩む君は同志です。

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思春期の赤面症に悩む

体育の時間に女子を意識してしまう

思春期は、小さなことで心が揺れ動きます。

悩むようなことでなくてもこだわってしまうものです。

体育の時間は男女別れて授業をします。高校2年、3年辺りでは、授業と言っても、ただサッカーをしたり、ソフトボールをしたり、バスケをしたり、勝手にチームに別れて試合をするだけでした。

時々、女子のほうが早く授業を終えて、男子がソフトボールの試合をしているグラウンドの横を通ってぞろぞろと帰っていきます。

この時、運良く?運悪く?は人によって違いますが、バッターボックスに立っている男は心が揺れます。

 

  • ある男は、一発デカイのを打って良いところを見せようと目を輝かせます。
  • ある男は、別にいつも通りの態度でピッチャーの投球を待ちます。
  • そして、なぜか、顔を赤くして構えている奴がいます。

 

そう、この顔を赤くしてバットを構えている男は、高校生時代の私ですwww

もう、自分では制御不能なのです。どんなに無表情を装っても赤面してしまうのです。

その女子の集団に特定の好きな娘がいた訳ではありません。

「女子がオレを見てる(んじゃないかな?)」というだけでポッ…。

誰も自分を見ていないのに自意識過剰で顔が赤く …

あなたはモテますか?モテる人なら、自分のことを見ている人がいるの意識してもおかしくはありません。

しかし、私はまったくモテませんでした。モテないのになぜか、女子がみんな自分を見ていると思っていたのです。滑稽ですよね。

ピッチャーの奴が、「顔赤いぞwww」と言いやがる。

 

バカヤロー‼︎

それは絶対に言うんじゃね〜、

頼むから言わないでくれ〜‼︎

どうか、言わないで〜‼︎

 

思春期に赤面症で悩む毎日は辛いものでした。

 

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 悪友!俺をからかうな!

体育の授業が終わり着替えるために部室に戻る途中、いつも連んでる悪友が、息も絶え絶えの私に向かって「おめ〜、意識すんなよ〜ふふふ」(ここのセリフ本当は方言です)と、ニヤけながらからかってくる。

この悪友が、私が赤面する度に「おめ〜、顔、赤くすんな〜(赤くするなよ)」と笑いながら、なんだか嬉しそうに言ってくるのです。

「おまえみたいなガサツな野郎に、繊細なオレの感覚わかるわけねーっつうの‼︎」と言いたいところだったが、もう私は溺死寸前アワアワ…。

今思い出して、文章にしてみると笑える?思い出になっていますが、当時は本当に辛かった。

近ごろの、進んでる高校生がこれを読んだら、鼻で笑われそうですが、もしかしたら、感覚を共有出来る若者もいるかもしれません。

悩み苦しんでいる君を勇気づけられたらいいなと思います。

思春期に悩むことは、人を大きくさせるぞ!

なぜ、自意識過剰になってしまうのか

そんな私の思春期時代を思い出しながら、なぜ自意識過剰になってしまうのか、分析してみたいと思います。あなたにも、ハッとしていただけたら幸いです。

女子の集団が自分を見ているんじゃないか?

そう思うだけで赤面していました。

しかし待てよ?

赤面するかしないかは別として、なぜ注目される事に意識が過剰に反応するのだろう。

 

ここからは仮定であるが、この注目を浴びる感覚、思春期にはとても気持ちを不安定にさせる要因であるが、思春期に入る前はとても心地よいものだったという潜在的記憶があるのではないでしょうか。

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自意識過剰を克服する方法を考える

 

「思春期に入る前」とは即ち、異性を意識する前の時期です

小学生の高学年では「〇〇が〇〇ちゃんの事が好きなんだって〜」なんて何人かの子供が言い始めますが、男子はまだ異性を意識していない子供が多いと思います。

そんな思春期の前の時期は、私もふざけたり、面白いことをやったりしてクラス全体を大爆笑させたりしていました。

女子も男子も、クラスのみんなが自分のほうを見て笑顔を作っている感覚。

実は、この頃の「注目される感覚」が思春期に突入してからの自意識過剰の原因のひとつなのではないかと思ったりします

もう誰もが成長して、小学生の頃のように笑顔を自分に向けたりはしないのに、潜在意識の中に、人に注目される感覚が残っている。

そして、自分自身も成長して、異性をはっきり意識している。

しかし、成長した自分はいまひとつモテない。

小学校の頃のように、みんなが自分を注目しているような錯覚が抜けきらぬまま、注目されるに値しないモテない今の自分が今、バッターボックスに立っている、そんな自分をたくさんの女子が見ている。

それらは全て頭の中で作られた想像上の世界です。

たぶん、女子のだれもバッターボックスに立っている私の話題などしていなかったでしょう。

あなたは、こんな私の高校生時代よりましだと思います。

赤面症なんて言葉を知らなかった

私の思春期時代は、もちろんインターネットやスマホなんていうものはありませんでした。

いつもいつも顔が赤くなっていましたが、「赤面症」という言い方があるのを知ったのはずっと後になってからです。

ヤフー知恵袋もないし、自己啓発本も読んだこともありません。もちろんカウンセリングを受けたこともない。

それでも、こうやって現在もなんとか普通に暮らしています。どうやって解決したかって?

高校生活は3年で終わるのです。嫌でも環境が変わるのです。

部活動に勤しみ、勉強を怠らずにやっていれば、3年は、あっという間です

赤面症に対処するのは、大学や社会人になってから、じっくりやればいいと思います。

思春期は、赤面しまくって、全身で照れまくって下さい。

一人ぐらい、あなたを見ている異性がいるかもしれませんが、あなたが赤面しようが、ほとんどの人は興味がありません。

赤くなっているあなたを面白がりながらも見ていてくれるのは悪友だけです。

豊かな感受性は君の宝物です。大切にしてくださいね。

思春期の赤面症対策

思春期は、青春の始まりです。 大人たちより、感情の揺れが大きいのは当たり前です。

思春期の脳はまだ成長の途中

人間の脳の前頭葉は25歳くらいまでは成長すると言われています。

つまり思春期の少年少女たちの脳はまだ成長の途中なのです。

したがって、時として正しい答えを出すのに手間取り悩んだりすることもあるでしょう。

それは仕方のないことです。

脳がまだ、完成形ではないのですから。

顔が赤くなるような出来事があっても、

「自分の脳はまだ成長段階だから、これでいいんだ。そのうち治るさ。」

と思えばいい。

 

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